芦屋町郷土史研究会総会

今日の午後は、芦屋釜の里で開催された「令和8年度 芦屋町郷土史研究会 総会」に出席しました。

芦屋町郷土史研究会は、昭和29年に発足し、広く深く郷土の歴史を研究することを目的に活動している研究会です。

昨年度は、町内活動のほか、初めて町外研修会にも参加し、太宰府や九州国立博物館などを訪れました。今年度も町外研修会を計画しているとのことで、日程が合えばぜひ参加したいと思います。

総会後には、福岡県美術協会名誉会員の遠藤喜代志氏による記念講演「芦屋釜の復興とは」が行われました。

遠藤先生は、釜の里の復興にも尽力されたそうで、当時のお話や、これからの芦屋釜のあり方について伺うことができました。

特に興味深かったのは、釜の里は当初、産業観光課が所管する予定で進められていたというお話です。当時の鈴木町長が、「教育委員会で取り組む」と決断されたことで、釜の里は“教育”として位置づけられ、歩んできました。

その後、数年前には教育委員会から執行部へ移管され、「釜の里歴史文化課」として独立した課となりましたが、もし当初から産業観光課が担当していたなら、現在とはまた違った、観光色の強い施設になっていたのかもしれません。

遠藤先生は、「当時の判断は良かったと思う」と話されていました。

また、芦屋釜の今後についてのお話も大変印象に残り、再確認のため、質問したほどです。

私はこれまで、芦屋釜の復興とは、昔ながらの芦屋釜を極め、絶やすことなく継承していくことだと思っていました。そのため、先生が当初、「従来の形だけでは発展が難しくなる」という趣旨のお話をされた時には、正直驚きました。

しかし先生は、芦屋釜だけにとらわれず、さまざまな鋳物づくりに挑戦し、現代に合った新たな作品を生み出していくことが大切だと話されていました。

また、それには何十年もの長い年月がかかる。芦屋町の文化を継承していくためには町民の理解も必要との話がありました。

先生のお話を伺い、自分自身の視野の狭さに気づかされるとともに、文化芸術の奥深さや遠藤先生の器の大きさ、そして芦屋釜の復興とは、昔の形を残すだけではなく、新しい挑戦を続けることでもあることだと学ばせていただきました。

今日の総会、そして記念講演は、とても有意義な時間となりました。ありがとうございました。